宝泉院の次に向かったのが勝林院です。
小さなお寺ですがとても趣のある所です。
中には八講壇と呼ばれる問答台があり、念仏によって極楽往生ができるか否かを論争した、
大原問答が行われたところです。本尊の阿弥陀如来の手元からは五色の綱が下りています。
白布の綱は葬儀の際、極楽浄土と現世を分かつ橋に見立てた入り口の来迎橋の外に置いた棺の
上まで伸ばします。
如来の導きによって極楽浄土への橋を渡るという平安時代からの儀式は今も健在だとか。
撮影は禁止ですが中の五色の綱もしっかり触ってきました。
ご利益ありそう~~~
ここは大原でもっとも古いお寺だそうで、重要文化財である鐘楼の梵鍾は毎年大晦日のみ除夜の鐘を撞いているそうです。
いよいよメインの三千院へ。
三千院は、比叡山延暦寺を開かれた伝教大師が、東塔南谷に草庵を開いたのに始まりだそうです。
庭園をバックに記念写真。
殆どが撮影禁止なので中の本堂の様子は紹介できませんが庭園も素晴らしいです。
竹からの水音って趣があっていいですよね。
辺り一面苔に覆われた庭園。
とても綺麗でした。
中は殆ど紹介できませんでしたが見どころ満載でしたよ。
ここ三千院は紫陽花でも有名だそうです。
それに紅葉も綺麗だそうでやはり秋の時期にもう一度訪れたいですね。
今は寒々としていますが春には桜のトンネルになるとか。
綺麗でしょうね~♪
冬の大原、良かったですよ。
人が少ないのでゆっくりと見学することが出来ました。
大原を後にして京都駅に戻る途中運転手さんが曼殊院門跡によってくれました。
ここは運転手さんのお勧めです。
曼殊院(まんしゅいん)は竹の内門跡とも呼ばれています。
門跡寺院とは、皇族や貴族の師弟が出家して住職となる格式の高いお寺です。
そのため洛北屈指の由緒ある寺として知られています。
ここは紅葉やツツジの美しさでも観光名所として人気の高い寺院だそうです。
中の枯山水の庭園も素晴らしかったです。
白砂で池と川を象徴、石橋や鶴亀2島を配置し、建物を屋形船に見立てているそうです。
色々説明を受けないと解りませんよね。
ああ素敵な枯山水。で終わってしまいます。(笑)
5月には霧島ツツジが見事だそうです。
つつじと枯山水の庭園、見事でしょうね。
これは梟(ふくろう)の手水鉢です。
しかし手水鉢として使うわけではなく、秋の名月の頃に月の光をこの手水鉢に反射させ、部屋の天井や壁に月を取り込むという趣向だそうです。そのため手水鉢は少し傾けられています。
下の台石は亀、傍の石は鶴をかたどっています。
殆どが撮影禁止なので紹介は出来ませんが、大玄関には江戸時代の建立の「竹の間」・「虎の間」・「孔雀の間」があり、狩野永徳が描いたと伝わる竹虎図の襖絵があり本堂や書院も見応え十分です。
4時間コースの観光タクシーでしたがあっという間に時間もたってしまいました。
運転手さんの案内も説明も大満足で京都駅まで送ってもらいました。
京都駅で軽い昼食を済ませ、お土産等を見た後に駅から出ているホテル行のシャトルバスに乗ってホテルに帰ってきました。
ホテル集合は午後4時です。
京都2日間の観光。とても楽しかったです。
4時にホテルを後にして、一路関空へ。
関空到着は6時頃。
そして7時40分の飛行機で札幌に向かいました。
札幌に着いたのが定刻9時半。
家に着いたのが11時近かったです。
雪の影響で初日はどうなる事かと思いましたが楽しい2泊3日の旅行でした。
テーマ : 京都
ジャンル : 地域情報